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Bruce Willis's blues
ブルース・ウィリスや他ハリウッド俳優、カルチャトーレをウォッチするBlogです。


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イタリアとユアン・マクレガー、そしてブルース・ウィリスとバカ映画をこよなく愛しています。
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[MOVIE] 特攻
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見にいかなくてはと思いつつ見にいけなかった映画。やっと見に行けました。
開演を待っていると、ひとりのご老人がいらっしゃった。喪服に身を包んだその方は、座っていた私の前を礼儀正しく会釈して通り、隣に腰を下ろした。
なんだか妙にやるせない思いに駆られた。

やがて劇場内の証明が落ち、本編開始。

海上を埋め尽くすアメリカ艦隊。そして一直線に急降下してくる飛行機。
やがて爆音と共に黒煙と炎が駆逐艦から上がる。
そして、声。



「信じられなかった。私たちは生きるために戦ってるのに、彼らは死ぬために突っ込んでくるんだ」


撃沈したアメリカ駆逐艦乗組員の言葉だった。
隣に座ったご老人が、そっと目頭を押さえた。
それからずっと彼は息を潜めて泣いてらしたようだった。
時折、戦慄く吐息が聞こえた。
とても辛かった。



「終戦を迎えてね。本当にほっとしました。でもね。死んでいった仲間たちのことを思うとね。生きていて申し訳ない気持ちでいっぱいでね。でも、今更逝けんでしょう?」



この人たちは、戦後の長い年月を、一体どうやって生きてきたのだろうか。
特攻隊員であることをひたかくし。生きていることへの感謝と、悔恨を同時に抱いて、それはどれだけの苦しみだったのだろうか。
私は隣の席のご老人の背中を見送った。
私にはあの時代の人々の気持ちを推し量ることしか出来ない。だがかの老人の小さな後姿だけでも、私の胸を押し潰すには十分でした。
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