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Bruce Willis's blues
ブルース・ウィリスや他ハリウッド俳優、カルチャトーレをウォッチするBlogです。


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イタリアとユアン・マクレガー、そしてブルース・ウィリスとバカ映画をこよなく愛しています。
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[DVD] ブロークバック・マウンテン
こんばんは。私が持っているDVDの中でも、お気に入りの映画をチョイスして紹介します。
第九回目の紹介作品はこちら。




ブロークバック・マウンテン



上映期間終了間際に、一度映画館で見て。DVDを買って友人たちに貸し回すものの、今まで見返すことのなかったDVDをようやく自分で見た。
辛い思いをするのが判っていた。だから、この映画を見ることができなかった。
ヒースが死んでしまったときも、私は「ロック・ユー」をチョイスして、ヒースの死を悼んだ。
「ブロークバック・マウンテン」では辛すぎる。
そう思ったのだ。

もし、「ブロークバック・マウンテン」を、センセーショナルなゲイ映画。腐女子向けのイタい映画だと思っているなら、それは大きな間違いだ。
ゲイ映画になんか興味がない。ただそれだけの理由でこの映画を忌避するのならば、しかし、敢えて言えばこの映画はそんな人のための映画でもあると思う。
扇情的なコピーで人々の興味を引くことに成功したものの、そのマスコミの煽りを受けて見るのを嫌がるようになった人がいるなら、非常に残念である。



これは、叶わなかった夢の物語だ。
自分を偽り、押し隠し、ひたかくし生きていくイニス。
求めても求めても、一番手に入れたいものが、いつも手に入らないジャック。
根底に流れるのは、満たされぬ哀しみではなかったろうか。
それは誰の心にも響くはずのものであり、だからこそこの映画に真実味を与えていたように、私は思う。

bm37.jpg

ヒース・レジャー演じるイニスと、ジェイク・ギレンホール演じるジャック。
ふたりが出会ったブロークバック・マウンテン。
劇中、そこはとても美しく描かれる。

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bm27.jpg bm30.jpg bm41.jpg

映画館で見たとき、私は冒頭のこの雄大な景色にまず涙した。
しかし何故この場所がこんなにも美しく描かれるのか。
それは、ここが辿り着ける場所ではないところじゃないのかと、私は思う。
ブロークバック・マウンテン。
鮮やかに美しく思い浮かべることは出来ても、二度と戻れぬ故郷のようなもの。
そこを思うとき、胸に込み上げるのはやさしく暖かい哀愁だ。

bm25.jpg

この映画を見たとき、私は泣いた。最後のエピソードでも、勿論。
だが、その前の、ふたりの別れになったシーンのイニスの言葉が、私には強烈だった。


オレはクズだ 負け犬なんだ


愛する人間の前で、自分を愛してくれる人間の前で、「自分はダメな人間だ」と。そう吐露する苦しみが、その時の私には、よく判った。
イニスは、事実、出来た人間ではない。むしろ、だからこそ、だ。
そして、そう嗚咽するイニスを抱え、ジャックが言うのだ。


すまない 悪かった


思えば彼は、初めて行ったブロークバック・マウンテンでも、そうやってイニスを許していた。
ジャックは「自分の欲望に忠実だった」ともいえるし、「夢を実現するために思いつくことを行動していた」とも言える。
だが、結局ジャックの夢は、何一つ叶うことなく、彼は死んでいく。
イニスが恐れていた最悪の事態によって。

だが、その死が、結果としてイニスを救うことになったのかもしれない。
もうイニスはジャックから逃げまい。
イニスはジャックと共に、生きていくのだ。

▼トレイラー


見所はとても多く、大好きなシーンも多い。
私は女だから、イニスの甲斐性なし具合には腹が立つし、ミシェル・ウィリアムズ演じるイニスの妻アルマの気持ちも良く判る。(ゲイを否定するしない以前に、自分の夫が他の男と関係を持っていたら、フツーに浮気で不倫だし)
ただそんなカンタンな気持ちは、えもいわれぬ思いに打ちひしがれる。
この映画を見終わったとき、胸を塞ぎ、喉元を越え、目から溢れ出るものはなんなのか。
私はまだ、はっきりとした答えを持たない。
だからこそ是非、見てもらいたいと思う。


それから、本作は音楽もとてもいい。
哀愁漂うギターの旋律は、聞いているだけで胸が熱くなる。

雪が降ったときのヒースの演技(寒くてぶるぶるあわあわしている)が、この映画の中で一番ヒースらしくて、とても好きだ。
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