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Bruce Willis's blues
ブルース・ウィリスや他ハリウッド俳優、カルチャトーレをウォッチするBlogです。


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イタリアとユアン・マクレガー、そしてブルース・ウィリスとバカ映画をこよなく愛しています。
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[movie] パンズ・ラビリンス
公式サイト


※ネタバレはしないよう気をつけていますが、気になる方は閲覧する際、ご注意ください。


フランコ独裁政権下のスペインを舞台に描かれるファンタジー。
しかしだが観る者に指し示されるのは、その幻想的な雰囲気とは裏腹に、ただただ『過酷な現実』である。
少女が希望を託した夢の国に辿り着くために、彼女が払うことになる代償の大きさには言葉を失う。
いや、彼女は自分が生きていてる現実が過酷だと知っていた。だからこそ、「だから少女は幻想の国で、永遠の幸せを探した。」のだ。



人体破壊系表現や、虫フューチャーが多いので、虫が苦手だったり、痛い映画が苦手な方は、覚悟して見に行ってください。想像以上に痛いです。
こども向けの映画ではありませんし、ましてや、ハリウッド映画でもありません。
ただ、この映画はすばらしいです。じわじわとくるものがあります。
ただのファンタジーではなく、この映画は紛れもなく、現実を炙りだしていました。
彼女はせめて夢を見たかった。
けれど「世の中は残酷。人生は御伽噺ではない」のだ。



母ちゃんは残酷だが、いつだって、正しいのは母ちゃんだ。
(これ、どこのサイトで見た名言だったかなぁ。破壊屋さんかなぁ。)



冷酷な義父。
か弱き母親。
終わらぬ戦乱。
戦禍による食糧難。
慣れぬ土地。

少女が生きていくには、現実はあまりに厳しく、そして過酷だった。
だからせめて、彼女は夢を見たのだ。
自分が生きるこの現実こそ、夢だ。本当の私は、おとぎの国のお姫様なのだ。
誰しもが幼き頃に、一度は見る夢。
その夢だけが、彼女の心を慰めた。



だが、夢は、夢なのだ。



彼女が生きているのは、紛れもなく、この悲惨な現実だった。
彼女を最後に待ち受けていた運命は、ハリウッドでは絶対に許されない展開であり、結構な衝撃を受ける。
正直、最後に彼女が見た『夢』を、私は「蛇足だなぁ」と思ったのだが、その直後の『現実』の彼女の姿に涙が込み上げてきて仕方なかった。
あれは、やはり必要なシーンだったのだ。



彼女にはもう、そこに逃避する意外に、術がなかったのだ。
あのやさしいシーンが殊更、彼女の悲惨さを浮き彫りにした。



現実に生きろ。
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